ランクアップしたライブ配信に必要な機材とは?!
- 2021.02.18
- ライブ配信の豆知識

近頃は誰でもスマホ1台で手軽にライブ配信を行うことができます。ところが企業の配信イベントを開催するとなると、スマホだけでは機能面の制約、配信の安定性など、クリアすべきハードルがいくつも出てきます。
この記事では、より本格的で安定した配信を実現する方法をご紹介します。
1.配信に必要な機材を用意する
配信の過程を大まかにまとめるとすれば、映像・音声信号を最終的にUSBに変換し、PCに集約、配信用のソフトを介してYouTube Liveなどのプラットフォームにアップロードするという流れになります。配信クオリティを上げるためとはいえ、これらの機材を購入するのにはかなりのコストがかかります。そんなときは、機材のレンタルサービスが便利です。配信に必要なプロ仕様の機材を1日単位でレンタルすることができます。
【映像・音声ソース】
・カメラ
・マイクやミキサーなどの音響機材
・PPTなどを映すためのPC
【配信用PCと配信ソフト】
映像・音声を、配信に適した形式に圧縮(エンコード)するためには、一定のスペックのPCが必要になります。CPUはCore i5、メモリは8GB以上がおすすめです。
また、配信専用のソフトウェアをインストールしておく必要があります。OBS Studio(https://obsproject.com/ja/download)というソフトが無料にもかかわらず高性能なので広く使われています。他にも有料無料問わず様々なソフトがあります。

【キャプチャーデバイス】https://www.aza.co.jp/products/detail/040225
映像をUSB経由でPCに取り込むことができる機器です。
PPTやPDF資料など、視聴者に見せたい画面を配信することができます。


【オーディオインターフェース】https://www.aza.co.jp/products/detail/333163
音声をUSB経由でPCに取り込むことができる機器です。
マイクや楽器を接続して、音を配信するのに使います。
司会者やプレゼンターの声、会場の音などを視聴者に届けることができます。


【スイッチャー/AVミキサー】https://www.aza.co.jp/products/detail/040225
PCとカメラ、2台のPCなど、映像ソースが複数ある場合、スイッチャーを使って任意の映像に切り替えることができます。
PC単体ではできないような複雑な表現も可能になります。
複数の映像に加え、音声も調整可能なAVミキサーというスイッチャーもあります。


2.ネット環境を確認する
動画の読み込みに時間がかかってイライラした経験、誰しも一度はあると思います。
せっかく行うイベントの参加者に、そんな不快感を与えないようにするためには、適切なネット環境を整える必要があります。
配信に必要不可欠な要素であることはもちろん、視聴者がストレスなくイベントに参加するためにも極めて重要な部分です。
有線LANを使用する。
配信用PCは、LANケーブルを使ってインターネットに接続することをお勧めします。
Wi-Fiなどの無線LANは配線の手間は省けますが、アクセス人数や時間帯によって不安定になったり、突然接続が切れたりとリスクが伴います。
回線速度をチェックする
本番で使用するネット環境の回線速度を確認しておきましょう。
Webのスピードテストサービスを使って計測することができます。
Googleで「スピードテスト」と検索すると、画像のような画面が表示されます。

「速度テストを実行」をクリックすれば、測定が開始されます。

結果が出たら、(アップロード)の速度を確認します。
配信プラットフォームの推奨ビットレートを確認する。
配信プラットフォームごとに、配信できるデータ量に推奨値が設けられています。これを上回るデータ量を送る、もしくは使用する回線がこの推奨値に満たないと、安定した配信ができなくなってしまいます。
例えば、YouTube Liveの場合、3,000~6,000Kbpsとされているので、画像のネット環境では、138.4 Mbps(138,400 Kbps)なので、問題なく配信可能ということになります。
※推奨値は配信する画質によって変動します。
※1,000 Kbps = 1 Mbps

まとめ
イベントやセミナーをオンラインで行うにあたって、よりクオリティが高く、視聴者も快適に視聴できる配信を行うためには、以下の2点がポイントとなります。
- 専用の機材を準備して、PCから配信する。
- 会場のネット環境を整える。
とはいえ、この2点を不慣れなイベントで実行するのは、予算的にも技術的にもなかなか難しいかもしれません。
そこでおすすめなのが、機材と専門オペレーターによるオペレーションがセットになったサービスを利用することです。
コロナ禍のオンラインイベントの需要の増加を受けて、専門業者による数多くの配信プランが選べるようになりました。
自社の配信イベントを行うのにベストな方法を選択して、ぜひチャレンジしてみてください!

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